ボクシングなど顔面に強い打撃を受ける格闘技をしていると、あまりに眼球にダメージを受けてしまうと網膜剥離になってしまう人がいます。網膜剥離になると選手生命の危機になるほど、大きな犠牲が出てしまいます。
さて、
網膜剥離という名前は聞いたことがある方は多いと思いますが、目のどんな状態のことを指すのでしょうか?
目の内部にある硝子体は通常はゼリー状です。しかし、硝子体は加齢とともに状態が変化し、液化した部分が増えていきます。そのとき、硝子体に網膜が引っ張られてしまうと、裂け目(裂孔、テアー)や円孔(ホール)ができることがあります。
裂け目や円孔から水が網膜の下に入っていくことにより、網膜がはがれてしまいます。これが網膜剥離という状態です。
網膜剥離になる前の裂け目ができた状態では、飛蚊症や光視症の症状がでます。さらに網膜が剥がれてしまうと、視野が狭くなり(視野欠損)、剥離が網膜の中心部まで進行してしまうと、視力が急激に低下してしまいます。
※視野欠損とは、視界に黒いカーテンが降りてきた感じがするそうです。
一度、網膜剥離になってしまうと、眼球運動や体を動かすことで悪化してしまうため、手術が必要になります。網膜剥離の原因となる裂け目を、レーザー治療で埋める治療をします。
網膜剥離は時間が経てば経つほど、元の視力に戻る可能性が低くなります。早めに専門医の診断を受けた方が良いですね。四十代を超えると、硝子体の老化が進むため、網膜剥離になる可能性が高くなります。強度の近視の人も注意が必要です。
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