暗いところではわかりませんが、明るい場所で空を見上げたりマンションの白い壁を見ると、眼の前に虫や糸くずなどの「浮遊物」が飛んでいるように見えることがあります。
視点を動かしても、同じように動いていきます。まばたきしても目薬をさしても、消えることがありません。このような症状を、飛蚊症(ひぶんしょう)と呼びます。
おそらく、ほとんどの人が経験したことがある症状だと思います。糸くず状や点状など、浮遊物には色々な種類があります。
さて、飛蚊症になってしまった場合どうすれば良いのでしょうか?
実は進行しない場合は、放っておいてかまいません。飛蚊症の原因として最も多いものは、硝子体剥離と呼ばれ、老化現象や強度近視の場合は必ず起こります。白髪やシミ・しわなどと一緒なので、特に気にする必要がありません。
しかし、急に飛蚊症が増えた場合は要注意です。糖尿病、高血圧のように出血しやすい病気のときに、目の中に出血して血液が硝子体の中に入り飛蚊症となったら、危険です。
目を強くぶつけて出血したときも同じような症状になり、視力がいきなり低下します。そのときはすぐに眼科の専門医に見てもらって下さい。安静にしたり、糖尿病など原因となっている病気の治療をおこなって下さい。
またボクサーのように、顔面への強い攻撃を受ける格闘家の方がいきなり飛蚊症になった場合は、網膜剥離の前兆である可能性があります。もちろん、眼科にダッシュして下さい。
普通の飛蚊症であれば特に問題ありませんが、見える浮遊物が急に増加したり、視力が下がってしまった場合は注意が必要です。できるだけ早めに眼科に行くことをお勧めします。